子どもの「なぜ?」に、親は「何でだろう?」と対応しよう

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学ぶスタジオ®代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただきありがとうございます。

 

今回は、疑問を持つことについて書きます。

 

❤️過去問の繰り返しだけでは解けない
 
開成中学や灘中学の入試問題は、
過去問を繰り返し解き、
テクニックを完璧に覚えたとしても、
決して解けません。

それが解くためには、
優れた"考える力"を持つことが必要で、

それは、
"頭の柔らかさ"です。
 
"頭の柔らかい"子は、
一つの概念にとらわれることなく、
多様な発想で考えることのできます。

❤️柔らかい頭は、「なぜ?」の気持ちから

子どもの力を伸ばすマジックワードは、
「なぜ?」と「どうして?」です。

子どもたち、
とくに幼い子どもは好奇心が旺盛です。
 
彼らにとって世の中は
たくさんの不思議に満ちた世界に見えています。

見ること、聞くこと、感じることのすべてに「?」を抱きます。
そこから、
考える力が育まれ、
自然と頭は柔らかくなっていきます。

❤️子どもが「なぜ」と言った時に絶対やってはいけない親の2つの対応

❶「これはこうなっているから」と、すぐに正解を教えてしまう

こうすることで知識を与えていると思ってしまいがちですが、
実は逆効果です。

❷「忙しい」「何度もうるさい」と聞いてくること自体を否定してしまう

このような言葉をかけられてしまうと、
子どもは自分から考えることをやめてしまいます。

❤️「何でだろう?」と問い直してあげましょう

すぐに答えを出さず「何でだろう?」と、
子どもに問い返す

幼いなりに、
子どもは自分で頭を使い、
答えを考えるようになります。

何か新しいことに出会うたびに疑問が湧き、
子どもは考えます。

そうやって考えれば考えるほど、
子どもの頭には次から次へと新しい疑問が浮かんでくるはずです。

そうすることで、
いろいろな可能性や関係性に気付く頭の柔らかさを手に入れることができるのです。

どんな子どもでも考える力を持つ可能性を秘めています。
 
ですから、
適切なタイミングで然るべきトレーニングを受ければ、
間違いなく頭の柔らかな子どもに成長していけるのです。

❤️知識欲が湧き上がる

"知識欲"は、「なぜ?」と考え、
答えを得ることができれば「嬉しい」とか「楽しい」という気持ちが湧き上がってきます。

考える時間が長ければ長いほど、
得られる喜びも大きいです。

ですから、
考える力がつけば、
勉強が楽しくなります。

もちろん、
頭を使って考える習慣をつけるには幼い頃から始められます。

それも早ければ早いほど良いでしょう。
小学校に入る前からでも学ぶことは可能です。

❤️注意したい学び方

覚えることと考えることはまったく違うということです。

自分で考えたうえで得た答えは頭に残りますが、
詰め込まれた知識は簡単には定着しません。

それを強引に「こうなんだ」と暗記させ、
定着させようとすればするほど、
子どもの頭は固くなってしまいます。

だから、
子どものペースで、
考えさせることが大切です。

❤️いつからでも、正しい学びを

学びを始めるのは早いに越したことはないですが、
いつから始めるにしても、
「なぜ」を自分で考えながら、
それを解決していくという学び方をすることが大切です。

その学びが、
多様な発想で考える柔らかな頭を作り上げます。
 
❤️名門校に挑戦

名門校にも挑戦してほしいと思います。

ただし、
名門校への挑戦は、あくまでも通過点です。
子どもの目標・夢を拡げるものです。
 
❤️まとめ。子どもの「なぜ?」に、親は「何でだろう?」と対応しよう
 
子どもは、「なぜ?」と聞きたがり
親は、即答したり、無視したりせず
「何でだろう?」と聞き返しましょう
子どもの問いを考える機会に変えよう
疑問について考え、さらに疑問、そして考える……
このサイクルが
いろいろな可能性や関係性に気付く柔らい頭がつくられ、知識欲が湧き上がってきます。