子どもをお喋りにしよう!
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、お喋りについて書きます。
❤︎"お手伝い"
子どもが何歳であっても、
自己肯定感を伸ばす簡単な方法は、
お手伝いをしてもらうことです。
お手伝いは、
生きる力の土台になります。
❤︎「自分がやらねば」という気持ち
例えば、
ペットの世話、
お風呂掃除や皿洗い、
靴磨き、
自転車の整備……
毎日の家事を分担してもらいます。
このように、
家事をきちんと担当させ、
「自分がやらねば」が、
自己肯定感を上げてくれます。
❤︎具体的に感謝を伝える
自己肯定感を高めるためには、
できるだけ具体的に言葉で
きちんとお礼を言うことです。
子どもが大きくになってくると、
お手伝いに対して、
つい感謝の言葉を忘れがちになってきますが、
言葉にして伝えるように努力をします。
「いつも湯船がキレイでうれしいわ」
「靴磨きはつい忘れちゃうから、助かる!」
「タイヤに空気がちゃんと入っていると、走りやすいわね〜」……
感謝されることで、
子どもは、
自分の存在感を得ることができます。
❤︎私の子ども時代
私の子ども時代は、
家が商売をしていて、
店を手伝うのが当たり前でした。
親の仕事は、
大変だと子どもながらにわかりました。
ですから、
「自分が手伝うと親の助けになる」
と感じていたのかと思います。
それが
私の家庭での存在感を与えて、
自己肯定感を自然に育むことにつながったんだと思います。
❤︎失敗もしました、でも
私は、
親の手伝いをして、
商品を落として壊したことがありました。
父に怒られると思いました。
しかし、
父は「けがはしなかったか」と言って、
私のことを心配してくれました。
❤︎不器用だから、手伝いをさせないと
不器用なお手伝いは、
ともすると
「してもらわないほうが家事が進む」
ということとあります。
「お手伝いはいいから勉強して」
ということが日常になると、
子どもは、
「自分はお手伝いをしないほうが親は助かる」
というマイナス価値観ができあがります。
これは、
ゆがんだ価値感で、
将来の不安要素になります。
❤︎無口な子どもは、なぜ
「これから英語で、1分間自己紹介をして下さい。2~3分の時間を取るので考えてください」
英語が得意な人は、
問題ないですが、
普通は、
躊躇し、無口になります。
これが、
子どもにとってのしゃべるという感じです。
❤︎子どもにとっては、母国語でさえも、"外国語”
なぜなら、
言語自体、
子どもにとって
初めて身につけ、
使えるようにならなけれならないからです。
使いこなすためには、
それなりの年月が必要です。
10歳の子どもと大人の私たちでは、
言葉の使った時間が違います。
10歳の子どもにとって
人前で話すのは大変なことなのです。
頭の中で単語をつなぎ、
文法的に論理的におかしくない文章をつくるのは、母国語である日本語でも、
すごく頭を使います。
❤︎子どもに話すように仕向ける
だから、
子どもに話をさせるということは、
お子さんの頭を鍛錬するいい機会になるということです。
そのために親は、子どもがどんどん話をするように仕向けなければなりません。
❤︎親がおしゃべりだと、子どもは無口?
「うちの子は、本当に口下手で困ります」
そういう子のお母さんは、
一様にとてもおしゃべり?
子どもに質問しても
先に母親が答えてしまうことがよくありました。
❤︎会話が続く2つのリアクションと1つのノーリアクション
❶5W1H
普段はしゃべらない子どもが話をし出したら、じっくりと聞いてあげてください。
6つの疑問詞”5W1H”を使って、
なるべく話を引き出してあげてください。
いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)
❷あいづち
これらの質問を、相槌(あいづち)をはさみながらします。
「へえ、そうなの。いつの話?」
「へえ、どこへ行ったの?」
「誰と行ったんだっけ?」
このように、1個1個聞くと、途切れ途切れの話もつながっていきます。
❸意見をしない
気をつけたいのは、意見をしないことです。
何か意見すると、
「知りもしないくせに、もういいよ」と話が終わってしまいます。
話し出したら、とにかく聞き役に徹し、
話の種を摘み取らないようにしましょう。
❤︎まとめ。子どもをお喋りにしよう!
お手伝いは、
家庭の中での子どもに存在感を感じさせ、
自己肯定感を育てます。
それは、
自分から”与えて”(人の役に立つことをして)生きることを
楽しく思える第一歩です。
そして、
話すことは、
その楽しさを伝え、
分かち合い、
広げる手段です。
子どもにとって、
話すことは大変なことですが、
話しやすくなるように後押ししてあげてほしいと思います。
そして、子どもを親以上におしゃべりに育てましょう。
子どもをお喋りにすることは、
親が子どもにしてあげられる最高のギフトです。
我慢できて、うれしい!
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、我慢について書きます。
❤︎“欲しい”と“したい” がいっぱいの現在
昔に比べて
格段に便利で豊かになった現代社会では、
多くの人は、
欲しいものがすぐに手に入るようになり、
やりたいことに
チャレンジしやすくなっています。
❤︎「すぐに」を求める子ども
こんな環境では、
環境に染まりやすい子どもたちは、
「欲しい!」と思ったものは、
すぐに手に入れなければ気がすまなかったり、
また
「したい!」と思ったことは、
何が何でもしなくては気がすまない
そんな子どもが増えてくるのも
当然かもしれません。
❤︎時には我慢も必要
だから、
時には我慢することが必要になります。
一概に我慢といっても、
2種類あります。
受け身の画面と真の我慢です。
❤︎"受け身の我慢”と“真の我慢”
周囲の誰かに強いられるのは、
“受け身の我慢”です。
親から「我慢しなさい!」
と怒られてばかりいると、
自己肯定感が低くなります。
これに対して、
自分自身がそうしたいと思って
自ら進んでやるのは、
“真の我慢”です。
自主性や自立心が育まれます
❤︎我慢できない子どもに対して
また
“我慢ができない子ども"に対して、
"ただのわがまま”
なのか
“自己主張が強い”
のかを見極めることは大切です。
自己主張が強い場合、
自分の目的や理想がはっきりしていて
どうしたいのかが明確であることが多く、
わがままな子は、
"どうしたいのか”よりも
"親に甘える”ことや要望を
聞き入れてもらうことが
目的化しています。
自己主張が強いことは
決して悪いことではありません。
❤︎甘やかし過ぎ? 厳し過ぎ? 揺れる親の気持ち
子どもが
“我慢ができない””忍耐力がない“のは、
親の接し方も大きく影響しています。
わが子に嫌われたくないからと、
わがままや要望を常に受け入れたり、
わが子の気持ちを優先するあまり、
周囲の子どもたちに我慢を強いたり
一方で、
本当は
おおらかな気持ちで
子どもの言動を見守ってあげたいのに、
「わがまま」「しつけされていない」
と見られたくなくて、
無理に厳しく接してしまいます。
甘やかし過ぎも厳し過ぎも、
お子さまのためになりません。
状況に応じて
適切な対応や声かけてあげたいですね。
❤︎子どもを“我慢できない子”にするNG行動
わが子を“我慢できない子”にしてしまう親は、
無意識に次のような対応をしていることが多いといいます。
❶大人の都合で我慢させる
自分に余裕があるときは「いいよ」と許しているのに、
忙しかったりイライラしたりしているとつい「ダメ!」と言っていませんか?
“あるときは許すけれど、あるときは許さない“とコロコロ対応が変わると、
子どもはそれがいいことなのか、悪いことなのかを理解できません」
子どもに大人の都合を押し付けないように気をつけないといけませんね。
❷人のせいにして我慢させる
子どもに注意するとき、
「お店屋さんに叱られるよ」
「先生に怒られるんじゃない?」など
と第三者のせいにする。
これは逆効果です。
親が叱る責任を回避しているようでは、子どもに「本当にしてはいけないこと」が伝わりません。
さらに、“自分を叱る人”の前だけではいい子にして、そうでない場合はやりたい放題になる危険性もあります。
❸「我慢できたからえらいね」と褒める
親が子どもに「我慢すること」を強いると、
子どもは「我慢できる子」という期待に応えようとして無理をしてしまうそうです。
そのような期待がプレッシャーになり、いずれ大きな反動として爆発してしまうこともあります。
“我慢ができたからいい子”なのではなく、普段からお子さまの良いところをたくさん褒めてあげるように心がけましょう。
❤︎子どもの忍耐力を育むためにできること
子どもがもっと我慢強くなるために、親として今してあげられることは、
❶まずは子どもが安心できる環境づくりを
子どもがまだ幼いうちは
“安心できる家庭環境”をつくることを
最優先します。
親など周囲の大人が
子どもに無関心な態度をとっていると、
4歳以降に“我慢する力”が十分育ちません。
“しつけ”よりも先に、
“安心できる関係性”を築くことを優先させます。
❷生活の中で親がお手本を見せる
子どもは親の様子を普段から観察しています。
私たちが考える以上に、親の言動が子どもに与える影響は計り知れません。
だからこそ、お子さまに“我慢強くなってほしい”と願うのなら、
まずは保護者がお手本を示しましょう。
たとえば、
子どもの前で
「お菓子を食べたいけど、夜ごはんが食べられなくなるからやめておこう」
と子どもの前で宣言し、
親自身が我慢する姿を見せます。
それを見た子どもは、
我慢することの大切さを学ぶことができます。
❸“褒める”"認める”ことを意識して
自己肯定感が高い子どもは、
気持ちが安定していて
何事にも前向きに取り組むことができます。
その結果、
無理にわがままを通さなくても
自分のやり方で要求を満たすことができるので、
メリハリのある我慢ができるようになります。
つまり、
忍耐力を育むには
”自己肯定感”が必要不可欠です。
ありのままのお子さまの姿を見て、
「がんばっているね!」
「自分でやりきったね!」
と認めてあげることで、
自己肯定感はぐんぐん伸びていきます。
❤︎まとめ。我慢できて、うれしい
しつけよりも、
子どもに関心を向け、安心できる環境を優先しましょう。
そして、親が我慢のお手本を示しましょう。
また、「自分でやりきったね」と認めてあげるましょう。
そうすると、
“受け身の我慢”ではなく、"真の我慢”が育ってきます。
「我慢できて、うれしい!」と子どもは思うようになります。
難問に思考が止まらない、伸びる子どもとは
こんにちは、学びスタジオ®︎の奧川です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、伸びる子どもについて書きます。
❤︎「考える作法」とは
「考える作法」とは、
解き方が見つからないときは、
「何がわかっているの?」
「何を聞かれているの?」
「何を書けば解けそう?」
と自問自答することです。
この「考える作法」によって、
子どもは
考え方の筋道をたくさん持てるようになります。
❤︎子どもの「もう一人の自分」
難問を前にして困ったとき、
「見落としている条件はないか?」
「まだ使っていない条件はないか?」
と自分で自分に問いかけられるのは、
「もう一人の自分」という客観性が
備わってきているからです。
この客観性は、
いわゆる「10歳の壁」をこえて
はじめて持てるようになるものです。
❤︎客観性と「考える作法」
ただ、
10歳になれば
どんな子どもでも、
客観性を持ち、
「考える作法」を身につけられるわけではありません。
❤︎親からの声掛けが最も効率的
この「考える作法」は、
自然には身に付きません。
身につけていくのに最も効果的なのが
親からの声かけです。
子どもが難問に困っているとき、
「何がわかっているの?」
「何を聞かれているの?」
「何を書けば解けそうな気がする?」
問題の条件や情報
問題の結論
情報のまとめ方
と声をかけてあげます。
❤︎「考える作法」の習慣化
それを繰り返していると、
親の声が子どもに浸透して、
1人で勉強しているときにも
自然に自問自答しながら
じっくりと問題に取り組めるようになります。
この「考える作法」が習慣化すると、
客観性が身につく小6になってから、
ぐんと学力が伸びていきます。
❤︎「ゆっくり学習」
「考えるの作法」が習慣化すれば、
「読む・書く・考える」をベースにした「ゆっくり学習」がしっかりとできるようになります。
❤︎「ゆっくり学習」の効果
❶読みとりのミスが減り、読解力アップします。
❷単純な書き間違いなどのミスが減り、注意力アップします。
❸「どこがわからないのか」を言葉で言えるようになり、表現力アップします。
❹深く刻まれ、くり返しの回数を減らしても、記憶できるようになる、長期記憶力がアップします。
❺応用問題にどんどんトライするようになり、自己評価がアップします。
❻自分がどうやって解いたのかを説明でき、再現力がアップします。
❤︎ワクワク感が楽しさに
難しい問題にぶつかっても、
「この方法でやっていけば正解できそう!」というワクワク感があれば、
子どもはトライできます。
そして、
トライを重ねながら
「あ、そうか!」
「なるほど〜!」
と深い納得感を得られると、
学ぶことが楽しくなります。
❤︎まとめ。難問に思考が止まらない、伸びる子どもとは
子どもが難問に困っているとき
3つの考える作法
「何がわかっているの?」
「何を聞かれているの?」
「何を書けば解けそうな気がする?」
を聞いてあげましょう。
この考える作法が習慣化し、
自問自答できるようになれば、
「自分の力で正解するかもしれない」というワクワク感を持つことができ、学ぶことがどんどん楽しくなっていきます。
日常生活そのものが学びになる
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、日常生活について書きます。
❤︎日常生活が学びになっている子どもとなっていない子ども
子どもを見ていると、
日常生活の中で楽しく勉強している子ども
勉強時間だけ勉強している子ども
がいます。
両者の学力は、
成長するにつれて大きな差がつくのは
一目瞭然ですね。
それでは何が違うのでしょうか。
❤︎"日々の習慣"が違う
どのような“生活習慣”をしているか、
どのような“思考習慣”を持っているか、
どのような“心の持ちようで生活”をしているか
という日々の習慣がちがいます。
❤︎日常生活そのものが学びの子ども
いわゆる“ガリ勉”ではありません。
もちろん勉強はしていますが、優れた"観察力"を持っています。
そして、この観察力は、素質ではなく習慣で誰でも身につけることができます。
観察力がついてくると子どもの様子が徐々に変化していきます。
❤︎観察力は教えても身につかない理由
子どもに、
繰り返し周囲のものや出来事を観察するように言っても、
実際にはなかなか実行してくれません。
しばらくは観察したとしても、
すぐに飽きてしまいます。
❤︎観察力は知識のように教えることでは伸ばせない
観察力とは特定の知識ではないため、
直接伝え、
覚えてもらうことはできません。
子どもが日頃から
自分の身のまわりのものや出来事に
注意を払う癖を身につけてもらうことが、
観察力を養う上で大切です。
❤︎観察力は習慣であり、日頃から鍛える必要がある
観察力の高い子は、
別に生まれながらにしてその力を持っていたわけではなく、
家庭環境のなかで生活しているうちに、
観察力を鍛えることができたのです。
子どもの観察力をアップするためには、
親が意識的に子どもの観察力を高められるような行動をとることでも、
十分に実現できます。
そして、
子どもは親との関係性のなかで育っていきます。
子どもに観察力を身につけてもらいたいならば、
まずは親自身の習慣・行動を見直しましょう。
❤︎観察力を高めるために出来ること
❶子どもに質問を投げかける
自分がわからないことは、
親に質問して理解を深めようとするのが
子どもの典型的な行動です。
これを逆にして、
親のほうから子どもに
いろいろな質問をしてみます。
子どもは、
質問されたことにうまく答えようとして、
ものや出来事を自分なりに調べ、
分析しようとします。
日常的に
親のほうから
いろいろな質問をしてくることがわかると、
子どもはどんなことを聞かれても
答えられるように、
普段から身のまわりのことに
アンテナを張ろうとします。
そのような心かけは、
観察力を高める上で有効です。
❷今日何があったのかを細かく話してもらう
子どもに対して
今日一日何があったのか、
普段から習慣のように聞くようします。
その時、
たとえば先生に注意されたと話したら、
どうして注意されたのか、
注意されないようにするにはどうすればよいのか、といったことを軽く尋ねてみましょう。
質問された子どもは
今日の自分の行動を振り返り、
どのように行動すればよかったのかを
自分で考えます。
こうしたプロセスを通して、
自分の行動を見つめ直す視点を
日ごろから持てるようになれば、
子どもは観察力を着実に養えます。
❸普段行かない場所に連れて行く
普段あまり行かない場所に子どもを連れていくと、
新たな発見や
知らなかったことに出会える機会を
子どもに提供できます。
ただし、
ただ楽しかった、
面白かっただけでは終わらないように、
親のほうから何がどのように楽しかったのか、
どうして面白いと思ったのかなどを
軽く尋ねてあげましょう。
その日に体験したことの理解が深まります。
❤︎避けるべきこと
観察力を育てたいと思っても、
余計な一言・行動で
子どもの観察力を高める機会を奪ってしまう恐れもあります。
❶子どもが観察しているものを先まわりして教えない
大人が知っていることでも、
子どもにとっては初めて目にするもの、
感じるものはたくさんあります。
しかし
子どもが未知のものを観察しているとき、
親が横やりを入れ、
それが何なのか、
どんなメカニズムなのかを説明すると、
子どもは自分の力で未知のものを解明する気力を失うでしょう。
知らないことは親に聞けばいい、
という思考パターンが子どもに身についてしまうと、
観察力は身につきません。
❷親の価値観を押しつけない
子どもが観察して疑問に思ったものや
出来事については、
本人の力で調べて考え、
自分なりの答えを探そうとすることが大切です。
しかし
親が、
子どもに対して自分の考え方・価値観を押し付けてしまうと、
子どもはそのフィルターを通してしか
ものや出来事を理解できなくなってしまいます。
そのようなフィルターができてしまうと、
子どもは身のまわりの出来事を
多面的・客観的な視点で見ることができなくなります。
❸子どもが考えているときに問い詰めない
親が子どもに対して、
観察内容について質問するときは、
あくまで考えるきっかけや、
理解を深める効果を出すために、ら軽く行うことが大切です。
子どもが考えているのに
無理に答えを聞き出そうとすることは、
子どもは萎縮させ、
逆に観察しようとする積極性を
失ってしまう恐れがあります。
❤︎観察の方法
観察の方法の一つとして、
"パターン認識”を教えます。
同じ内容か、
若干異なる内容か、
まったく異なる内容か
“微妙な違いを観る訓練”を日常、
意識的にしていくと、
それが習慣化されて、
勉強の世界でも応用が利くようになっていきます。
❤︎まとめ。日常生活そのものが学び
観察力は、
子どもに
いろいろな質問を投げかけたり
今日の出来事を細かく話してもらったり
普段行かない場所に連れて行ったりして
日常生活の親との関係性のなかで
少しずつ高めていくことができます。
そして、
日常生活そのものが学びになります。
丁寧さを身につけると、伸びやすい
こんにちは、名張市赤目で個別指導塾学びスタジオと自然体験塾を開校します奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
本日は、丁寧さについて書きます。
❤︎ぬりえと折り紙
丁寧さを身につける代表は、
ぬりえと折り紙です。
ぬりえは、
色鉛筆を使い、
指で鉛筆を“丁寧に”動かす練習になります。
折り紙も、
“丁寧に”紙の隅と隅を合わせて
折ることになります。
一生懸命にぬりえや折り紙をすると、
きめ細かな作業ができるようになります。
❤︎えんぴつの使い方を習得
ぬりえを通じて、
鉛筆の使い方が習得できるので、
文字の"とめ、はね、はらい"がすぐに身について、きれいに書けるようになります。
❤︎落ち着きや集中力に影響
また、
きめ細やかな作業ができるかどうかは、
落ち着きや、
その子の集中力にも影響します。
これは文字の上達以前の、
学習に向かう姿勢にも関わってきます。
❤︎雑な子ども
行動すべてを雑に終わらせてしまう子どもには、
集中力がなく、
文字もなかなか上達しません。
そうすると、
学力もなかなか伸びません。
ボールを投げてもぎこちない、
話をさせてもぎこちないなど、
あらゆる場面に雑さが出てきます。
❤︎丁寧さ身につけた子ども
丁寧さを身につけた子どもは、
時間をかけて根気よく続けるため、
集中力が身につき、
落ち着いた精神を築くことができます。
指先を使うきめ細やかな作業は、
精神面や学力、
運動能力も育みます。
❤︎えんぴつを持つことに興味を示したら
えんぴつを持つようになったら、
四角い升目をつくり、
それを鉛筆で、
縦、横、右斜め、左斜めと塗らせていく作業を
子どもと一緒にやりましょう。
丁寧さと鉛筆の使い方を、身につける第一歩です。
❤︎"子どもと一緒に、丁寧に"がポイント
子どもとの時間、距離感をうまく確保できず、
ついつい手を出して手伝いすぎてしまったり、
あそんでいるときは放任してしまったり……。
とにかく保護者は、
「子どもを見る時間」を
つくることです。
子どもが書いたり、
描いたりした物を見てあげる、
宿題の答え合わせを一緒にしてあげる、
そして何より
一緒に丁寧に作業をしてあげることです。
親と一緒になにかをすることは、
集団生活の基礎になってきます。
人の話を聞く、
自分の思いを伝えことも身についてきます。
❤︎二極化している子どもたち
今、
自己主張が強すぎる子、
まったく自分を出さない子
の二極化しています。
どちらも集団行動ができず、
学力にも影響がでます。
一緒に作業をしながら、
こどもの思っていることを
引き出してあげることです。
「どうしたいの?」
「どう思ったの?」
と聞いてあげてください。
自己主張を強くするときは、
その主張を抑え込むのではなく
「お母さんの話も聞いて」と、
ストップさせてあげることです。
そうやって、
自分の思いを伝えたり、
人の話を聞ける姿勢を培っていきます。
❤︎学習の基礎は、日常生活に溢れている
保護者と過ごす家での丁寧な関係性が
「聞く・話す・読む・書く」
という学習の基盤をつくっていきます。
そして、
日常生活の中のいろいろな場面で
それは溢れています。
❤︎考えることも丁寧に
1つのことを10回味わう
「はてな?」
「なるほど!」
「そうか」
「でもね」
「ええと…」
「しかし」
「たとえばね」
「つまり」
「やっぱり」
「わかった!」
これらは、
“話を聞く方法”を示したものです。
❤︎論理的に内容を理解できるようになる
小学生低学年の間に、
自然に
要点はなんだろう、
自分はどう考えるのかを考えながら聞くことができるようになると、
本当に子どもたちは伸びていきます。
この方法に基づき丁寧に聞くことができれば、
論理的に内容を理解することができるようになります。
❤︎まとめ。丁寧さを身につけると、伸びやすい
先天的な才能や能力も大切です。
それに加えて、
“用語・方法・原理・原則”を教えてあげることで、子どもの才能は伸びやすくなります。
そして、
その基盤となる能力が丁寧さです。
また、
丁寧さは、
優しさ、真の強さにもつながっていきます。
楽しいと感じるのは、新鮮で愛着があるから
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今週、三重県に引っ越しをしました。
今回は、楽しさについて書きます。
❤︎新鮮な気持ち
新鮮な気持ちを持ち続けるのは、
大切です。
なぜなら、
新鮮であると、
謙虚に頑張れ、
しかも楽しいからです。
❤︎いつかは色褪せる
しかし、
続けていると、
新鮮さが色あせてきます。
そして、
いつの間にか、
マンネリに、
楽しさが失われます。
だから、
楽しくあり続けるためには、
新鮮であり続けることです。
❤︎デッサンすること
美術で、
デッサンのやり方について覚えるたり、
画材の使い方・特性について学びます。
これは、インプットした知識です。
そして、
実際にデッサンし、
画材の特性を活かした作品を制作します。
これは、アウトプットです。
インプットは、知識を受け取り、
アウトプットは、その知識の活用です。
❤︎アウトプットは自己主張
インプットは、既存の知識の範疇にありますが、
アウトプットは、知識からの自己主張です。
よく芸術家は、
完成した作品よりも、
その作品を作っている過程が、
最もわくわくすると言います。
だから、
勉強も、
学んだ知識を覚えるだけでなく、
その知識を使って、
使いこなし、
自己主張してほしいと思います。
❤︎新しい素材を求める
逆に考えると、
自己主張するために、
たくさんの素材を求める、
つまり、
たくさんの知識を求める必要性が出てきます。
そう考えることができると、
学ぶもの全てが、
新鮮に感じるのではないでしょうか。
なぜなら、
今勉強していることを、
これからどのように使って展開させようかと、
わくわくして考えられるからです。
❤︎まず、学んだことを自分の言葉で
まずは、
学んだことを
自分の言葉でアウトプットすることが大切です。
例えば、
英語の例文や新しい言葉を学んだら、
それを自分の言葉で作文して言い換えてみる
算数や数学で学んだ公式を利用して、
問題を作ってみる
理科で学んだことを、
生活の中で使われるか探して、
その使われ方を考えてみる……
❤︎自分の言葉で考え表現すると愛着が湧く
勉強することは、
覚えることと問題を解くことだと考えると、
勉強は、
マンネリ化してしまい、
楽しくありません
それに、
自分の言葉で考え、
表現することを加えてほしいと思います。
自分で表現した言葉には、
愛着が湧きます。
愛着が湧くと、
楽しくなると思います。
毎日新鮮な素材をインプットし、
愛着の湧く自分の言葉でアウトプット
これが、
毎日の勉強を楽しくしていきます。
❤︎まとめ。楽しいと感じるのは、新鮮で愛着があるから
新しい素材や知識に出会うと
新鮮な気持ちにさせます。
そして、
その素材と知識を自分の言葉で表現できると
愛着が湧きます
この新鮮な感情と愛着を持つことが、
楽しさを感じ続ける原動力です。
「遊び」は「学び」、娯楽にしない
こんにちは、
学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、遊びについてかきます。
❤︎子どもにとって「遊び」とは
子どもにとっての遊びは、
心身の成長には欠かせない、
食事や睡眠などと同じくらい重要なものです。
遊びの中で、
怪我をしたり
傷ついたりして
次に失敗しないために一生懸命考え、行動し、解決策を見出します。
これが、
子どもの脳を育てるのに何よりも重要です。
❤︎遊びが育てる力
❶脳や体を発達させる
遊びは、
心身の発達に大きな影響があります。
鬼ごっこなどの体を動かす遊びは、
走ることで体力の向上、
体を機敏に動かす力、
瞬発力、
判断力などを鍛えていくことができます。
さらに
ルールを守って遊びを楽しむことで
社会性を身につけ、
コミュニケーション能力を高めます。
ただ体を使うだけの遊びに見えても、
幼児の脳はさまざまなことを吸収しています。
走ること、
タッチすること、
ぶつかったり転んだりしないように体を動かすことなどを学びます。
❷創造性や柔軟性を育てる
遊びは、
独創性や柔軟性を育てます。
子どもはときに
大人が考えつかないような突飛な発想をしますが、
これは子どもの脳が柔軟で創造性に溢れているからです。
創造性や柔軟性を養うためには、
とにかく子どもに自由に遊ばせることが大切です。
最初から大人のまねばかりさせたり、
ルールで厳しく縛りつけてしまうと
独創性や柔軟性は育ちません。
独創性、創造性、柔軟性などは、
大人になってから得ようと思って得られるものではありません。
小さい頃からさまざまな遊びをして、
さまざまなものに触れて、
さまざまな考え方をすることで、
大人になってもこれらの力を発揮することができます。
❸自発的な力を育む
遊びは、
自発性を育むことができます。
よく似ているけれども
娯楽とは違います。
娯楽は、
テレビを見たり
自動で動くおもちゃで遊ぶようなとせた
受動的で、
暇つぶし的で、
蓄積性のない消費的なものです。
一方、
遊びは、
自発的で、
日常的なものであり、
その知識は蓄積されていきます。
また、
継続性があり、
日常のなかで遊びを見つけていくことができます。
❤︎子どもの心と体の発達に必要な「遊び」
❶ごっこ遊び・素朴なおもちゃ遊び
ごっこ遊び、素朴なおもちゃ遊びは、
創造性や柔軟性を鍛えます。
シンプルなごっこ遊びは、
自由な発想で遊ぶことができます。
子どもは独自のルールや楽しみ方を見つけて、脳を発達させていきます。
コミュニケーション能力を養うこともできます。
積み木などの
素朴なおもちゃ遊びは、
創造を膨らませたり、
好奇心を高めます。
シンプルで素朴さが大切です。
スポーツなどのゲームは
社会性を育てます。
ルールを守ることで、
その大切さを感じ、
集団行動やコミュニケーション能力など
社会性が身につきます。
❸外で遊ぶ
外で遊ぶことで社会性が身につきます。
幼児の脳を発達させるためには、
テレビゲームではなく、
外遊びが大切です。
外で遊ぶことで、
子どもは生きていく方法を学びます。
自然に触れることで
触覚や視覚、聴覚などを刺激し、
好奇心、
想像力などを膨らませることができます。
遊具を使ったり
自然のなかを駆け回ることで、
体力、身体能力を高めることができます。
周囲の大人や同年代の子どもと接する機会が増え、
コミュニケーション能力、社会性を養っていきます。
❤︎まとめ。「遊び」は「学び」、娯楽にしない
子どもの「遊び」を
その場しのぎの娯楽にしないことが大切です。
シンプルで素朴な遊びや
スポーツゲームや
外遊びは、
子どもの脳や体に継続して蓄積していく
「学び」そのものです。