難問に思考が止まらない、伸びる子どもとは

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こんにちは、学びスタジオ®︎の奧川です。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、伸びる子どもについて書きます。

 


❤︎「考える作法」とは

 


「考える作法」とは、

解き方が見つからないときは、

「何がわかっているの?」

「何を聞かれているの?」

「何を書けば解けそう?」

と自問自答することです。

 

この「考える作法」によって、

子どもは

考え方の筋道をたくさん持てるようになります。

 


❤︎子どもの「もう一人の自分」

 


難問を前にして困ったとき、

「見落としている条件はないか?」

「まだ使っていない条件はないか?」

と自分で自分に問いかけられるのは、

「もう一人の自分」という客観性が

備わってきているからです。

 

この客観性は、

いわゆる「10歳の壁」をこえて

はじめて持てるようになるものです。

 


❤︎客観性と「考える作法」

 

ただ、

10歳になれば

どんな子どもでも、

客観性を持ち、

「考える作法」を身につけられるわけではありません。

 


❤︎親からの声掛けが最も効率的

 


この「考える作法」は、

自然には身に付きません。

 


身につけていくのに最も効果的なのが

親からの声かけです。

 


子どもが難問に困っているとき、

「何がわかっているの?」

「何を聞かれているの?」

「何を書けば解けそうな気がする?」

 


問題の条件や情報

問題の結論

情報のまとめ方

 

と声をかけてあげます。

 


❤︎「考える作法」の習慣化

 


それを繰り返していると、

親の声が子どもに浸透して、

1人で勉強しているときにも

自然に自問自答しながら

じっくりと問題に取り組めるようになります。

 

この「考える作法」が習慣化すると、

客観性が身につく小6になってから、

ぐんと学力が伸びていきます。

 


❤︎「ゆっくり学習」

 

「考えるの作法」が習慣化すれば、

「読む・書く・考える」をベースにした「ゆっくり学習」がしっかりとできるようになります。

 


❤︎「ゆっくり学習」の効果

 

❶読みとりのミスが減り、読解力アップします。

❷単純な書き間違いなどのミスが減り、注意力アップします。

❸「どこがわからないのか」を言葉で言えるようになり、表現力アップします。

❹深く刻まれ、くり返しの回数を減らしても、記憶できるようになる、長期記憶力がアップします。

❺応用問題にどんどんトライするようになり、自己評価がアップします。

❻自分がどうやって解いたのかを説明でき、再現力がアップします。

 


❤︎ワクワク感が楽しさに

 

難しい問題にぶつかっても、

「この方法でやっていけば正解できそう!」というワクワク感があれば、

子どもはトライできます。

 


そして、

トライを重ねながら

「あ、そうか!」

「なるほど〜!」

と深い納得感を得られると、

学ぶことが楽しくなります。

 

❤︎まとめ。難問に思考が止まらない、伸びる子どもとは

 


子どもが難問に困っているとき

3つの考える作法

「何がわかっているの?」

「何を聞かれているの?」

「何を書けば解けそうな気がする?」

を聞いてあげましょう。

この考える作法が習慣化し、

自問自答できるようになれば、

「自分の力で正解するかもしれない」というワクワク感を持つことができ、学ぶことがどんどん楽しくなっていきます。