子どもをお喋りにしよう!

f:id:manabi-studio:20221023094145j:image

 

こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、お喋りについて書きます。

 


❤︎"お手伝い"

子どもが何歳であっても、
自己肯定感を伸ばす簡単な方法は、

お手伝いをしてもらうことです。

 


お手伝いは、

生きる力の土台になります。
 
❤︎「自分がやらねば」という気持ち
 
例えば、
ペットの世話、
お風呂掃除や皿洗い、
靴磨き、
自転車の整備……
毎日の家事を分担してもらいます。
 
このように、

家事をきちんと担当させ、

「自分がやらねば」が、

自己肯定感を上げてくれます。

❤︎具体的に感謝を伝える

自己肯定感を高めるためには、
できるだけ具体的に言葉で
きちんとお礼を言うことです。

子どもが大きくになってくると、

お手伝いに対して、

つい感謝の言葉を忘れがちになってきますが、
言葉にして伝えるように努力をします。
 
「いつも湯船がキレイでうれしいわ」
「靴磨きはつい忘れちゃうから、助かる!」

「タイヤに空気がちゃんと入っていると、走りやすいわね〜」……

感謝されることで、
子どもは、

自分の存在感を得ることができます。
 
❤︎私の子ども時代

私の子ども時代は、

家が商売をしていて、

店を手伝うのが当たり前でした。

親の仕事は、

大変だと子どもながらにわかりました。
ですから、

「自分が手伝うと親の助けになる」

と感じていたのかと思います。

それが

私の家庭での存在感を与えて、

自己肯定感を自然に育むことにつながったんだと思います。
 
❤︎失敗もしました、でも

私は、

親の手伝いをして、

商品を落として壊したことがありました。

 


父に怒られると思いました。

 


しかし、

 


父は「けがはしなかったか」と言って、

私のことを心配してくれました。

 


❤︎不器用だから、手伝いをさせないと

 

不器用なお手伝いは、

ともすると

「してもらわないほうが家事が進む」

ということとあります。


「お手伝いはいいから勉強して」

ということが日常になると、
子どもは、

「自分はお手伝いをしないほうが親は助かる」

というマイナス価値観ができあがります。

 


これは、

ゆがんだ価値感で、

将来の不安要素になります。

❤︎無口な子どもは、なぜ

「これから英語で、1分間自己紹介をして下さい。2~3分の時間を取るので考えてください」

英語が得意な人は、

問題ないですが、
普通は、

躊躇し、無口になります。

これが、

子どもにとってのしゃべるという感じです。
 
❤︎子どもにとっては、母国語でさえも、"外国語”

なぜなら、

言語自体、

子どもにとって

初めて身につけ、

使えるようにならなけれならないからです。


使いこなすためには、

それなりの年月が必要です。


10歳の子どもと大人の私たちでは、

言葉の使った時間が違います。

 


10歳の子どもにとって

人前で話すのは大変なことなのです。


頭の中で単語をつなぎ、

文法的に論理的におかしくない文章をつくるのは、母国語である日本語でも、

すごく頭を使います。

❤︎子どもに話すように仕向ける

だから、

子どもに話をさせるということは、
お子さんの頭を鍛錬するいい機会になるということです。

 


そのために親は、子どもがどんどん話をするように仕向けなければなりません。
 
❤︎親がおしゃべりだと、子どもは無口?

「うちの子は、本当に口下手で困ります」
そういう子のお母さんは、

一様にとてもおしゃべり?

子どもに質問しても

先に母親が答えてしまうことがよくありました。
 
❤︎会話が続く2つのリアクションと1つのノーリアクション

5W1H

普段はしゃべらない子どもが話をし出したら、じっくりと聞いてあげてください。

6つの疑問詞”5W1H”を使って、

なるべく話を引き出してあげてください。
 
いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)
 
❷あいづち

これらの質問を、相槌(あいづち)をはさみながらします。
「へえ、そうなの。いつの話?」
「へえ、どこへ行ったの?」
「誰と行ったんだっけ?」

このように、1個1個聞くと、途切れ途切れの話もつながっていきます。
 
❸意見をしない

気をつけたいのは、意見をしないことです。
何か意見すると、
「知りもしないくせに、もういいよ」と話が終わってしまいます。

話し出したら、とにかく聞き役に徹し、
話の種を摘み取らないようにしましょう。

❤︎まとめ。子どもをお喋りにしよう!

お手伝いは、
家庭の中での子どもに存在感を感じさせ、
自己肯定感を育てます。
それは、
自分から”与えて”(人の役に立つことをして)生きることを

楽しく思える第一歩です。

そして、
話すことは、

その楽しさを伝え、

分かち合い、

広げる手段です。

子どもにとって、

話すことは大変なことですが、
話しやすくなるように後押ししてあげてほしいと思います。

そして、子どもを親以上におしゃべりに育てましょう。

子どもをお喋りにすることは、
親が子どもにしてあげられる最高のギフトです。