「集中しなければ」というプレッシャーは必要ない

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こんにちは、

学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、集中力について書きます。

 

❤︎「集中しなければ」というプレッシャー

 

「集中しなければ、集中しなければ」

と自分にプレッシャーをかけすぎて、

むしろ勉強がはかどらない状態になります。

必要に応じて集中モードを切り替え、

そのときのモードに適した勉強を行なうようにすれば、自

分を追い詰めることなく勉強がはかどるはずです。


❤︎4つの集中モード

ほとんどの人は “集中” を、
目の前の課題に没頭することだと認識しています。

集中はもっと柔軟で幅広いもので、

4つの集中モードがあります。


❶入門集中「外に、狭く」

意識が外部の、

狭い範囲に向けられている状態です。


一般的にイメージされる“集中”はこれです。

 

新しい情報を取り込もうと注意を向ける、

あるいは仕事や勉強に打ち込むモードです。


❷記銘集中「内に、狭く」

意識が自分の内部の、

狭い範囲に向けられている状態です。

 

1つの課題に対して思考し続けている状態で、

課題解決型の集中力です。

また、

新たに取り込んだ情報を強く記憶に残して学習に導きます。

 

目を閉じて考えたり、

思案しながら何かを思い出しているモードです。

❸俯瞰集中「外に、広く」

意識が外部の、

広い範囲に向けられている状態です。


記憶と経験に基づいて、

俯瞰的、大局的に物事をとらえて判断をくだしたり、

直感的に意思決定を導くモードです。

❹自在集中「内に、広く」

意識が自分の内部の、

広い範囲に向けられている状態です。

 

意識を離れ、

ありのままの脳が自由自在に、

脳内の情報を展開させます。

 

想像、妄想、創造のモードです。


❤︎集中の4のモードを意識する

1つの集中モードに偏り
「あー集中できない」

と勉強を諦めてしまうことが問題です。

それぞれの集中モードの有用性を無駄にしないように、

4つの集中モードを意識すれば、

無駄なく、効果的に勉強できるはずなのです。

❤︎集中モードを意識した勉強法

4つの集中のモードは、

“入門集中”を起点に、
ほかの3つをうまく絡ませ活用していくのが理想的です。

❤︎新たな物事は、“入門集中”モードで

初めて勉強する箇所は、

“入門集中”モードで取り組むのが最適です。


対象以外に気を散らすものを極力なくすことがポイントです。
たとえばスマホを遠ざける、

机の上を整理する、

必要なものを取り出しやすくしておくなどです。

❤︎理解、解決、思い出すは、“記銘集中”モードで
 

入門集中でインプットした情報の理解を深めたい、

そこから解決策を見いだしたい、

あるいは勉強した内容を思い出したい場合は、

“記銘集中”モードです。


テキスト等を閉じる、

目を閉じるなど、

視覚情報を“無”か“シンプル”にすることがポイントです。

目を閉じるか、

上を向くなどして視覚情報を遮ると、

視覚に関与する脳領域が忙しく活動はくなります。

❤︎全体の把握、要点を絞るは、“俯瞰集中”モードで

初めての参考書を使う際は、

まず“俯瞰集中”モードで全体像を把握してから、

そのあと“入門集中”モードに切り替えます。


また、

直感的に要点を絞る、

直感的に要・不要を分ける際にも適したモードです。

この“俯瞰集中”モードに切り替えるコツは、

視線を一箇所に留めないことと、

広範囲で見ることです。


たとえば文章を読むときは、

すばやく滑らせるように読むか、

文字をたどるのではなく段落ごとに見て、

段落単位で視線を移動させるイメージです。

❤︎アイデア創出、問題解決は、“自在集中”モードで

イデアを出したいとき、

問題を解決したいときなどに、

あえて自分がボーっとできる状況をつくります。

 

それが切り替えスイッチになります。


たとえば、

散歩、シャワー、窓の外を眺める、コーヒーを飲む、ただ部屋を歩き回るなどです。

❤︎まとめ。「集中しなければ」というプレッシャーは必要ない
 
集中には、

外に狭く集中、内に狭く集中、外に広く集中、内に広く集中

この4つの集中モードを意識すると、

集中の方向が明確になり、

学びのパフォーマンスを高めることができます。