子どもの問題は、親子の問題

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こんにちは、

学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、子どもの問題について書きます。

 


❤︎"子どもの問題"と"親の問題"を分けて考える


あいさつができない、
忘れものが多い、
片付けができない……
これらは、昔は、"親がちゃんと育てていないから"と言われてきたことです。

しかし、
母親がいつも口を出していれば、
子どもはやる気のある子に育つわけではなく、

やる気のない、

依存心の強い子に育ってしまいそうです。


なかには、

反抗的になる子もいるかもしれませ。

"やる気がない"
"親の顔色を見る"
"反抗的だ"
と感じたら、
親が子どもの問題に、

口を出し過ぎていないか考えてみる必要があると思います。

"子どもの問題"を、
"親の問題".と思っているんではないでしょうか。

❤︎子育ての目的は、子どもの"自律であり自立"

もしも
お母さんが病気になったら、

子どもはどうなってしまうのでしょう?

今まで自分で問題を解決する経験がなかったら、

子どもは、

困り果てると思います。


子育ての目的は"自律であり自立"です。

そのために、
"子どもの問題"と"親の問題"は分けて考えることが大切です。

❤︎保護者が一切口出ししなくてもいいワケではない

しかし、
子どもの問題は子どもの問題、

親の問題は親の問題と分けて考えることは、
親は子どものすることに一切口を出さなくてもいいか、

というワケではありません。

例えば、
宿題です。


宿題は子どもの問題です。


子どもが自分の問題で困っているときにおける対応には2つパターンがあります。

❶子どもの問題とはねつける

子ども「お母さん、教えて」
お母さん「それは、あなたの宿題でしょ。学校で習ったことだから、わかるでしょ。」

❷子どもの問題を解決してしまう

子ども「お母さん、教えて」
お母さん「まず、教科書を読みましょう。そして、例題を解いてみて、それから問題を解いたら、丸つけをしましょう」

この2つの対応は、どうでしょうか。

❶の対応では、

お母さんの助けを借りて、

自分で問題を解決しようと努力する子どもを、

突き放してしまっています。

逆に❷の対応では、

お母さんが手取り足取りですべてを解決しようとしているため、

子どもが自分で解決することができなくなってしまいます。

それでは、

子どもが手助けを求めているときには、

どのように対応すればよいのでしょうか。


❤︎しっかりと話を聴き、一緒に考えることが重要

子どもが自分の問題をお母さんに頼んできたときは、
はねつけるのでもなく、
全部解決するのでもなく、
話を聴いてあげます。

そうすることで、
子どもの自立を助けてあげることができます。


忙しいときは、

全て引き受けなくても、

半分引き受けることもできるはずですね。

大切なことは、
子どもの問題を子どもが頼んできたときは、
手を止めて、

子どもの話に集中してあげることです。

子どもが「ねえねえ、お母さん、この宿題教えて」と頼んできたときは、
子どもが手助けを求めているときです。


その宿題を、

子どもとお母さんの2人の問題として考えてみましょう。

例えば、
❶「はい、いいよ」と笑顔で相談に乗ってあげよう
❷「お母さんと一つだけやってみて、あとは自分でやっろう!」諭す
❸今は忙しくて無理だけど、7時からは大丈夫よ」と伝える

❤︎まとめ。子どもの問題は、親子の問題


子どもの問題について

子どもが助けを求めてきたいときは、
子どもと親"2人の問題"として、
一緒に考えましょう。

話し合いで決めたことを、

子どもの口から話してもらいましょう。

 

それが、

自分の問題を、

自分で解決することにつながっていきます。

 


この小さな経験が、

未来に出会うであろう難しい問題に対応できる、

思考力・判断力・表現力の源になっていきます。