教え合うと成績が上がる

f:id:manabi-studio:20220420163039j:image

 

こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、教え合いについて書きます。

 

❤︎芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の大泥棒

 

地獄にいる大泥棒が、地獄にいる大泥棒が、
生前に一つ良いこと、蜘蛛を助けたという善行をしていたので、
仏様が、天国から蜘蛛の糸を彼のいる地獄に垂らしました。
彼は、その糸によじのぼり始めました。
ふと下を見ると、沢山の人がその糸をよじのぼっています。
彼は「これはオレの糸だ、降りろ」と叫びます。
すると突然、蜘蛛の糸はぷつりと切れてしまい、彼は地獄へと、まっさかさまに落ちていきました。
それを見ていた仏様は悲しそうな顔をしました。

 

❤︎受験が競争だと思うだけなら、『蜘蛛の糸』になるかもしれない

 

受験が、競争で、

1人でも多くのライバルを蹴落として勝ち抜く

というイメージが強かったら、

 

お互いに排除し合ったり、

勉強させないように努力したりする方向に向かいます。

 

結果的に、

まわりの人だけでなく

無駄な時間を使い、

自分自身の学力を下げることになってしまいます。

 

❤︎お互いに教え合う

 

逆に、

お互いに受験の情報を交換し合ったり、

勉強を教え合ったり、

ノートを貸し借りしている学校のほうが、

受験の合格率が高い傾向があります。

 

❤︎灘高の校風


灘高には、

同級生同士で協力して

一緒に学力を高めていこうという校風があります。

 

東大合格者数日本一を目指して、

助け合いをして、

一緒に合格しようという気持ちが

それぞれの生徒たちの中にあります。

 

❤︎受験の勝者は、人付き合いに優れている

 

だから、

受験の勝者は、

人情味に薄い、

人間性が欠落しているというのは間違っています。

 

むしろ受験勝者のほうが

人付き合いに優れた子が多い場合があります。

 

❤︎ストレスを軽減につながる

 

また、

受験というストレスに打ち勝つうえで、

支え合える友だちがたくさんいることは大きな強みとなります。

 

同じストレスを抱える者同士で、

共感し合いながら励ましていくことができるからです。

 

ストレスの軽減にもつながります。

 

❤︎支えあうことは、人間的にも大きく成長できる


支え合いながら勉強する経験を通じて、

子どもは人間的にも大きく成長することができます。

 

共同体感覚は、

この助け合いの精神に通じています。

 

みんなで助け合うことでよい社会になる、

他人に貢献したことは必ず自分に返ってくるということです。

 

これは「みんなで幸せになる」社会のあり方です。

 

❤︎親の言葉が、競争と協調を学ぶ

 

親は、

友だち同士、

ときに競い合い、

ともに助け合いながら一緒に合格できることが

よいことだと伝えましょう。

 

子どもは、

受験を通じて、

正々堂々と競争することと協調することの両立を

学んでいくことでしょう。

 

❤︎まとめ。教え合うと成績が上がる

 

受験は、

「競争だから、教えるのは損」

では、心の偏狭な人間になってしまいます。

「教え合って、みんなで合格するんだ」

と思えるようになれば、

大きな心で優しさが育ち、

(正々堂々)競争と協調を両立することができるようになります。