田舎育ちの子どもは、空間認識能力が高い

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、田舎育ちについて書きます。

 

❤︎子育ては、都会か田舎か

 

子育ては、

教育リソースが豊富な都会かいい

それとも

自然に囲まれてのびのび育つことができる田舎がいい

 

❤︎環境が認知機能に影響する

 

実際、

置かれた環境の文化的・地理的特性は、

その人の認知的特性に大きく影響することが

明らかになっています。

 

❤︎環境が精神機能に影響する

 

例えば、

小学生の子どもが、

 

都会での生活は、

精神疾患のリスクが高くなり、

 

ストレスなどによる

情動を処理する脳領域である"扁桃体"は、

より強く活性化されます。

よりネガティブな反応するということです。

 

一方、

緑の多い地域に住んでいる子どもは、

ストレスが解放され、

精神機能の健全に育むことができるようです。

 

緑に囲まれた環境の方が、認知機能の発達が良いことがわかってきました。

 

❤︎空間認識能力に影響する

 

田舎で育つ方が、生涯にわたって空間認識能力が優れています。

 

❤︎整備されている都会

 

都会のように

整備され直線的でシンプルな地形を持つ都市で育つと、

地形などの立体構造や自分の位置や状況などの身体性情報について、

それほど高度な処理が必要ありません。

 

❤︎複雑な田舎

 

田舎のように

整備されていない山や森のような

複雑な地形の中で子どもたちが遊ぶには、

俯瞰的視点を持ち、

頭の中で、

地形などの複雑な立体構造や

自分の位置や状況などの身体性情報を

処理していく必要があります。

 

❤︎脳の可塑性が空間認識能力を育てる

 

この空間認識に関わる能力については、

子どもの頃の育った環境の影響が、

生涯にわたって基盤となります。

 

❤︎ナビゲーション能力が優れている

 

田舎で育った人の方が、

ナビゲーション能力が優れており、

それは生涯にわたって影響があります。

 

さらに、

育った環境の地形が

不規則的で複雑であるほど、

そのナビゲーション能力は高くなります。

 

❤︎空間認識能力の必要性

 

ナビゲーション能力を含む

空間認識能力が人にとって重要な能力です。

 

これは、

進化学の視点からも示唆されています。

 

進化の中で、

道具を編み出したことが人の特徴の一つです。

 

このとき、

必要な立体的形状を頭の中で思い描き、

それを作成する行為には、

空間的能力が不可欠です。

 

空間認識能力は、

人が進化し、

環境に適応するために、

最も必要とされた能力の一つです。

 

❤︎空間認識能力の高さと将来の職業

 

❶これからの見通しを正しく予測できる力をもつ

 

❷創造性や技術革新において主要な役割を果たすことができる

 

❤︎まとめ。田舎育ちの子どもは、空間認識能力が高い

 

山や森のような複雑な地形で生活すると、

俯瞰的視点を持ち、

地形などの複雑な立体構造や

自分の位置や状況などの身体性情報を

処理する能力が発達します。

 


この能力が、未来の想像力につながる

空間認識能力、ナビゲーション能力が育ちます。