子どもの言葉のプロセスにリアクションすると、学習意欲が湧いてくる

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。


 
ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、言葉について書きます。

 

❤︎言葉を知らない子どもとAI

 

最近、
言葉を知らない子どもが多くなっている感じがします。
 
一方
Artificial Intelligence(AI・人工知能)を備えた機械が、
いろいろな所にあり、
どんどん子どもに話しかけます。
算数・数学も得意です。
 
だから、
子どもの言葉はたどたどしく、
習いたての言葉は
なかなかスムーズには話せないとしても、
 
AIに負けることなく、
言葉をどんどん使ってほしいと思います。

❤︎子どもが数学的な言葉を発したとき

子どもが(数学的な)言葉を発したとき、
注意したいことは、
評価をしないこと

プロセスにリアクションすることです。

❤︎人格をランクづけない
 
ここで言う評価とは、
「賢いのね」とか「頭がいいのね」といったような、
意味のない才能や人格のランクづけです。
 
それに反応し、
自分は賢いんだと、
満足してしまい、
さらなるチャレンジをしようと思わなくなったり、
 
自分ができるんだと
傲慢の気持ちを持つかもしれません。

❤︎プロセスをリアクションする

それに対して 
“プロセスをリアクションする"とは、
 
「うまいこと言ったね」
「よく見ていたんだね」
「じっくり聞いていたんだね」
というリアクションです。
 
これは、
子どもがその言葉を発するに至ったプロセスの良いところを
取り上げ言葉にして、暗示的にその態度を続けるように促すことになります。

子どもの言葉を、
子どもの努力や取り組む様子にあるととらえ、
そのプロセスの良さを子ども伝えます。

❤︎知識獲得欲が高まる

結果である自分の才能や人格を認められるよりも、
そのプロセスにある努力や興味関心を認められたほうが、
これからの知識獲得への意欲が確実に高まります。

 

❤︎数学的な言葉を意識的にシャワーのように子どもたちに浴びせる


子どもの回りには数学的な刺激が溢れています。

簡単な言葉で話しかけてましょう!
「みかんが8個とりんごが4個だね」数
「一日ごとにだんだん大きくなるね」変化
「ここにも同じ記号があるよ」同一
「右と左、同じ形だね」対称
「これは重いけど、これは軽いね」比較
「たまごが10個で1パックだね」単位
「2倍に増えたね」倍数
「半分になったね」分数
「丸い形がいっぱいあるね」図形……
.
その言葉を子どもがリアクションして、
使い始めるかもしれませんね。
 
❤︎まとめ。子どもの言葉のプロセスにリアクションすると、知識意欲が湧いてくる
 
子どもの発した言葉には、
「賢いね」と
言葉の内容に反応するのではなく、
「じっくり聞いていたんだね」と
その言葉を発したプロセスに対して反応しましょう。


プロセスを褒められると
プロセスを大切にするようになります。
そして、
もっと「やろう」という学習意欲をかき立てます。