褒め過ぎて、うぬぼれでもいい

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こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、褒めることについて書きます。

 

❤︎“褒めて育てる”子育ての不安

 

「偉いね」

「立派だね」

「すごいね」

と子どもを褒めすぎると、

 

“天狗になる”

“いい気になる”

“うぬぼれる”

“思い上がる”

“調子に乗る”

 

どれもこれも響きの悪い言葉です。

 

将来、

なんだか嫌な人になってしまいそうですね。

 

❤︎うぬぼれる

 

"うぬぼれる”は、

“他人がどう思おうと、自分で自分をすばらしいと思う”ことです。

 

漢字では、

“自分に惚れる”と書きます。

良くない意味に使われる言葉です。

 

❤︎うぬぼれもいい

 

しかし、

良い結果を得られて褒められ、

"うぬぼれて"

“天狗になる”

“いい気になる”

気分がよくなると

自信がつきます。

 

反対に

ダメ出しばかりされていたら

「ああ、僕はやっぱりダメなんだ」

と気力をなくします。

 

❤︎思い上がる

 

“思い上がる”は

"自分の能力を実力以上だと過信する"ことです。

 

❤︎思い上がってもいい

 

でも、

人は過信することで

実力以上の力を発揮します。

 

「どうせ失敗するに違いない」

と思って行動すると

本当にうまくいかなかったりしますが、

 

「きっと成功する」と思うと

120%の力が出たりします。

 

だから、

思い上がって過信することは

悪いことではないのです。

 

❤︎褒めすぎてもいい、褒め方が問題

 

天狗になる、

いい気なる、

思い上がる、

うぬぼれることは、

決して悪いことではありません。

 

❤︎他人と比較して褒めると

 

けれども、

他人と比較して褒めると、

悪い意味で

うぬぼれる人、

思い上がる人に育つリスクが大きいです。

 

例えば…

「あなたは周りに比べて一番偉いね。」

「周りのお友達はお行儀が悪いけれど、あなたはいつもマナーが出来ていていい子ね。」

 

親が子どもを褒めるとき、

心の中で「周りと比べてうちの子は出来る」

と思うのは自然な感情ですが、

それを口に出して子どもに伝えていけません。

 

❤︎ダメ人間と思うようになる

 

周りと比較して褒めていると、

自分が二番手、三番手、また最下位になったとき

「自分は価値がないダメ人間だ」

と思うようになってしまいます。

 

人との比較は、

結局、

“もろく崩れやすい見せかけの自己肯定感"です。

 

❤︎自分一人でやったと考える

 

さらに幼いころに

「周りと比べて偉い」

という褒め方をして育つと、

 

"自分の成功は自分一人の力でやった"考えるようになり、

傲慢な人間に育ってしまう可能性があります。

 

大人になったとき

「あいつは自信過剰で不愉快だ」

と周りから疎まれてしまうかもしれません。

 

❤︎ 好かれる人になるかならないかは、褒め方次第

 

周りと比べて評価することなく、

その子自身のことを評価しましょう。

 

本人の過去と今を比べて褒めてあげましょう。

 

「一週間前は一人で出来なかったけれども、少しだけ出来るようになった」

 

「一ヶ月前は『おはよう』と言われてから挨拶をしていたけれども、今は自分から挨拶が出来るようになったね」……

 

❤︎自分は自分でいい

 

子ども自身にも、

自分の成長を感じることができる褒め方が大切です。

 

周りに関係なく、

「自分は自分でいい、価値がある」

と思えることは、

人生を切り開く上で大きな力になります。

 

また、

自分を必要以上に主張することなく、

「自分の成功はみんなのサポートがあったお陰だ」

と素直に考えることができるようになります。

そして、

周りから信頼を得ることが出来るようになります。

 

❤︎まとめ。褒めすぎて天狗になってもいい

 

人と比べて褒めていると

自信を失ったり、

傲慢になったり、

見せかけの自己肯定感になってしまいます。

 

子ども自身の成長を褒めると、

自分の成長を感じ、

自分は価値があると感じ、

他人の価値も認められることができるようになります。

 

そして、

褒めすぎて、

天狗になっても、

自己肯定感と他人からの信頼性を

高めることができます。