"木"は子どもに効く!

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こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、子どもと"木"について書きます。

 

❤︎木育とは

 

子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、

人と、木や森との関わりを

主体的に考えられる豊かな心を育むことです。

 

木を身近に感じることで、

古来からの “木の文化” への理解が深まっていきます。

 

❤︎木を想像する

 

私たちの身のまわりでは

1枚の紙から家具、

建築物にいたるまで、

木から生まれた物が沢山あります。

 

「この木の製品を作くってくれたのは誰かな?」

「その素材になった木は、どんな木?」

「その木が生きていた森は、どんな森?」

と想像したりします。

 

❤︎木の大切さを思う

 

また、

木が、

私たちが使う資源の中で、

自然と人間の力で再生される

循環資源であることを知り、

木を大切に思ったりします。

 

❤︎環境を考える

 

さらに、

こんな本質をついた環境問題を考えたりするかもしれません。

 

「道路などの開発が進み、

本の森林がどんどん減り、

木を切るのは悪いことと言われているが、

 

実際は、

森林面積は過去50年間ほとんど変わっておらず、

逆に、

人工林の森林蓄積はこの50年間で6倍に増えている。

 

森林蓄積とは、

森林を構成する樹木の幹の体積を指し、

 

人工林の森林蓄積の増加は、

一見するといいことのようだが、

その背後には、

せっかく木材として使うために植えた木々が

伐採されずに放置されてしまっている

という問題がある。

 

適切なタイミングで伐採し、

資源を有効活用しつつ、

次世代のために植えていく

そのサイクルを、

正しく回していかなければならない。」……

 

❤︎木は集中力を育む

 

木のおもちゃにはどこか温かみがあります。

 

それは、木は生命そのものだからです。

 

人間と同じく細胞からできており、

そこには多くの空気が含まれています。

 

そのため

断熱性や保温性に優れています。

 

温度変化に敏感な子どもは、

触れた時に、

人肌に近い温かみのある木で遊ぶということは、

感覚的に心地よく、

好奇心や興味を妨げずに

長く遊ぶことができます。

 

集中力が育まれます。

 

❤︎木は五感を刺激する

 

また、

触ったときの柔らかさや温もりに加え、

木独特のにおいや

木目の美しさ、

あるいは木同士をぶつけ合ったときのまろやかな音……

 

木のおもちゃは五感を刺激する要素をたくさん含んでいます。

 

大人になると視覚・聴覚が主に働かせますが、

子どもの頃はにおいを嗅いだり舐めたり、

五感を駆使して感じます。

 

だからこそ、

木は、五感を発達させることができます。

 

❤︎木は創造力を刺激する

 

木の玩具はデザインがシンプルなものが多いです。

 

たとえば、

丸かったり三角だったり四角だったりするだけの"積み木"です。

 

積んで遊んだり、

楽器のように打ち鳴らしたり、

ころころ転がしてその動きを観察したり……

 

シンプルなデザインゆえに、

遊び方が限定されず、

子どもの創造力を刺激することができます。

 

❤︎木のおもちゃで遊ぶ子ども

 

木のおもちゃで遊ぶ子どもは、

ひとつのおもちゃに関わる時間が、

ほかの素材のおもちゃで遊ぶ時と比べて長く、

「これはどんなふうに遊ぶと楽しいんだろう?」

「そうか、こんな遊び方もできるんだ!」……

と試行錯誤や発見をしながら、

夢中で遊んでいます。

 

❤︎まとめ。木"は子どもに効く!

 

木は温かみがあります。

その温かさが、子どもには、心地よく、好奇心の赴くまま、集中できるようになります。

 

木は生命です。

その生命の匂い、

木目の美しさが、

五感を刺激し、発達させます。

 

木はシンプルです。

そのシンプルさが、いろいろな遊びを作り出し、創造力を拡げます。

 

子どもに、木のおもちゃを与えて、

そっと見守りましょう。

きっと、子どもは、夢中になると思います!