「書く」ことは思考の整理であり、表現力を磨く

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こんにちは、奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、書くことについて書きます。

 


❤︎ノートを書くことは大切

 

自分の手を動かすことと成績アップは、

実は大きく関係しています。

 


書くことを嫌がる子は、

たとえ地頭のいい子でも

どこかで伸び悩んでしまいます。

 


また、

書いていたとしても、

あまりにも雑すぎる場合も同じです。

 


❤︎勉強を早く終わらせたい「慌て者さん」のノート

 

答えだけが書いているノートになっています。

早く解くことに比重があり、

書きとる気持ちがないノートです。

 

間違った問題に×が書いてあり、

赤色で正解が書いてあるだけです。

 


これでは、

なぜ間違えたかを確認できません。

 


❤︎聞いたことを書くことは思考力を必要とする

 

耳で聞きとった言葉を

ノートに書くということは、

思考力をともないます。

 


聞きながら

「ここが大事なんだ!」と要点をつかんだり、

「ここはもうわかっているから必要ない」と情報を取捨選択しなければ、

自分の言葉でまとめることができません。

 

ただ、

丁寧にきっちりと写せばよいというわけではなく、

「どう書いて勉強するか」が大切です。

 


❤︎ 図を書くと数字の感覚がついてくる

 


「5:3」線分図を書かせると、

「5:3」で書いたつもりなのですが、

5と3の関係がどう見てもおかしいことがあります。

 


数字のボリューム感が、

そもそも育っていないのです。

 

「それって本当に5:3に見える?」

とたずねると、

「ちょっとおかしいかな…?」と言い始め、

落ち着いて考えて正しく書き直すことができるようになります。

 


だんだんと数字の感覚がついてきます。

 


❤︎図を書かない方が効率的?

 


図形の問題は、

問題を読みながら問題文の主旨に合った図を書くことができるかどうが大切です。

 

「3つの内角が30度、60度、90度の直角三角形」を書かせると、

おかしな三角形になってしまったり、

立体図形では、

見取図や展開図がイメージできなかったり。

 


それは、

書くと時間のロスだから、

図形を頭の中で考えて解くことが、

時間短縮で効率的だと考えて、

図を書いたことがないからです。

 


❤︎図形を書いた方が効率的!

 


自分で図を書いて考える

つまり、

手を動かして書けば、

解ける問題が増えます。

 


書くことで思考力が鍛えられて、

どんどん頭がよっていきます。

 


❤︎書く作法(問題を解く場合)

 


①まず、日付、テキスト名、ページ数、問題番号を左上に書く


②横書きのノートは左側にそろえて書く


③詰め過ぎず、ゆとりのあるノートにする


④イラストや吹き出しも積極的に書く


⑤テキストの図を写すのではなく、文章を読んで図に書き起こすようにする


⑥基本的に定規を使わずフリーハンドで書く

 

❤︎まとめ。「書く」ことは思考の整理であり、表現力を磨く

 


書くことは、

思いを整理して形にすることです。

図を書くことは、

問題を組み立てることです。

書くことは、

手間がかかりますが、

思考力を効果的に身につける

遠回りの近回りです。

"色"と"形"で視覚を刺激し、奥行きと彩り豊かな人生を

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こんにちは、奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、視覚について書きます。

 


❤︎ 脳に最も多くの情報を送っているのが"視覚"

五感の中で、

脳に最も多くの情報を送っているのが"視覚"です。


集中して視覚を使うことで、
子どもの頭は活性化し、

理解し、

整理記憶をしていくことになります。

❤︎視覚の発達について


視覚の発達は、

まず"形"と"色"を判断する能力から伸びていきます。

❤︎"形"の感覚感覚を身につける三段階

感覚で捉え、

それを言葉で表現することが、

3歳以降のポイントです。

次の三段階を意識しましょう。

❶第一段階は"言葉だけ"で伝える

最初は比較しない。

たとえば、
子どもが大きなボールを持った時に、
「大きい」「大きいねぇ」「大きいボール」

と繰り返します。

他の大きなものがあったら、

「大きい」という言葉を伝えます。


言葉を繰り返すことで

「大きい」という言葉と概念が、

子どもに入っていきます。

❷第二段階は比較級

次は、

2つのものを比較して言葉を伝えていきます。


比較するものは、

最初は同じ種類のものを使います。

○比較する視覚の5つの要素

大きい と 小さい
長い と 短い
太い と 細い
高い と 低い
暗い と 明るい

❸第三段階は、最上級

2つのものの比較ができ、

言葉に出せるようになったら、

対象を3つ、4つと増やして比べていきます。

規則正しく並べたら指をさして、
「だんだん大きくなる」
「だんだん小さくなる」
と言葉の表現を増やしていきます。

比較級
「これと、これとではどちらが大きい?」
から、
最上級
「一番大きいのはどれ?」
「一番小さいのを取ってね」
と発展していきます。

❤︎"色"の感覚の三段階

折り紙などを使って、

三段階で、

色とその名前を覚えもらいです。

❶第一段階は、3原色

 


赤・青・黄

❷第二段階は、11色

 


赤・青・黄・白・黒・オレンジ・緑・紫・茶・灰・ピンク


3原色と白・黒を混ぜて作ることができる11色。

❸第三段階は、明暗

同じ色でも暗い青と、

明るい青があることを伝えます。

○12色から24色へ

様々な色に興味を示すようになり、
色の名前が言えるようになってきたら、
クレヨンや色鉛筆も12色から24色にバージョンアップさせましょう。

同じ"みどり"でも、
"きみどり、若くさ色、うぐいす色"などの区別や、使い分けがいろいろできたほうが、
彩り豊かな生活を楽しめます。

❤︎まとめ。"色"と"形"で視覚を刺激し、奥行きと彩り豊かな人生を

 


視覚は、脳に沢山の情報を与えて刺激します。

色々な形を知り、

その違いと共通点を考えること

多彩な色を見て、

その区分と使い分けができること

これらが、

図形と色彩のセンスを磨く土台になります。

"書く力"を育てる

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、書くことについて書きます。

 

❤︎書く力に発展段階がある

 

自分の言いたいことを、

文書にして正確に伝えることは、

難しいですね。


書く力は、

年齢に応じた発達段階があり、

それぞれの段階を経て、

ステップアップしていきます。

❤︎小学生で学んでほしい文章力

自分が目で見て体験したことを記録したり、

想像力を働かせて自分の頭の中で考えた物語を作り上げたりする力です。

❶小学生の低学年


小学生の低学年では、
日常的な出来事を紹介する力を身につけます。

たとえば、
夏休みのある一日の出来事を
「8月4日の日曜日に公園へケイトウの花を見に行きました。

それから、近所のレストランでご飯を食べました。ケイトウはきれいでした」

という感じで、

複数の場面を、

接続詞を使って切り替えたり、

感想を加えたりして書くことです。

❷小学生の高学年


小学校も高学年では、
自分が体験していないテーマを想像して書くことを求められます。

たとえば
広島、長崎など、

厳しい戦禍に見舞われたはるか昔の時代まで思いを馳せることができるようになります。

 

自分から少し離れたテーマも

文章で書けるようになります。

❤︎中学生で学んでほしい文章力

 

見聞きしたことを紹介する紹介文・物語文から、

自分の頭で考えたことを説明する説明文が書けるようになります。

登場人物のいる、目に見える世界から、登場人物のいない、言葉の世界になるわけです。

❤︎高校生で学んでほしい文章力

自分の考えをわかりやすく整理して読者に示す、

大学の論文につながる論説文の基礎も学びます。

さらにその中で、
「これは自分の主張である」
「これは他の人の意見の引用である」
と区別して書くことも意識する必要が出てきます。

❤︎文章が苦手なら、どの発達段階で躓いているかを見直す

"文章を書くのが苦手"という子どもは、

発達段階のどこでつまずいているのか見直してみると、

苦手が解消できると思います。

❤︎大学や社会に出てからも役に立つ文章力

❶大学で必要になるのが"アカデミック・ジャパニーズ"

大学は、論文の書き方を学ぶ場です。

 

そして学術的な文章には、論理的で正確であることが求められます。

アカデミック・ジャパニーズは、
論文を書くための、論理的で正確な日本語です。

自分の先入観や、偏ったものの見方や考え方から意見を言うのではなく、

アカデミックな文章では、
自分の固定観念を超えて、

自分が調べた資料やデータを根拠として、

一定のルールに基づいて、

自分の頭で考えて実証的に書くことが求められます。

大学では、

このように根拠に基づいて実証的に語ることを徹底的にトレーニングする場です。
それを形にしたものが、論文・レポートです。

❷社会人で必要になるのが"ビジネス・ジャパニーズ"
 

社会では、

論理的で正確なことも大事ですが、

それ以上にわかりやすく、スピード感を持って読めることが重要です。

そして、
具体的な読み手を想定して読み手がどれくらいの知識や理解力を持っているかを想像し、

その読み手に対してどれだけポイントをおさえて伝えられるかが重視されます。

たとえば、
社内での引継ぎや取引先との連絡といった、

仕事上のコミュニケーションは、

簡潔でわかりやすくまとまっている方が喜ばれます。

つまり、
このわかりやすくポイントを伝えられる力は、

社会人に、求められる能力です。

❤︎”一生役に立つ文章力”とは

 

一生役に立つ文章力をを身につけるとは、

このアカデミック・ジャパニーズとビジネス・ジャパニーズを使いこなせることです。

❤︎中高生が”書く力”を鍛えるためにできるポイント

書く力は、とにかく書かなければ鍛えられません。

そのため、
「書いてみたい」という動機づけが重要です。

まず「書いてみたい」という状況を作るためには、

❶”書きたくなるテーマを見つける”、

❷”読んでほしい相手を見つける”という2つのポイントを押さえる必要があります。
 

❶”書きたくなるテーマを見つける”ために

文章のテーマは、

まず”私”に関わる身近な対象に設定するのがよいと考えます。

なぜなら、自分に興味のない人間はいないからです。

 

いかに”私”に身近なテーマを設定するかが重要です。

アカデミックな文章では”私は~”とは書きませんから、

最終的には”無私”のレベルに到達するのが目標になりますが、

文章力を鍛えるきっかけとして、

最初は”私”から始めて、

徐々に”私”から離れる抽象的なテーマに取り組むのがよいです。

❷「読んでほしい相手を見つける」

中高生ですと、クラスメイトや部活・塾などの仲間、先輩や後輩などが身近な相手がいいです。

明確な読み手がいると、

どう表現したら伝わりやすいかがイメージしやすくなるからです。

 

そうした身近な読み手への伝え方の工夫を積み重ねることで、

日常的なやりとりでも文章力は鍛えられていきます。

そして、

書きたいテーマと同様に、

”私”と身近な読み手から始めて、

だんだん”私”から離れていき、

読み手を増やしていくことを意識してみてください。

❤︎理解語彙と使用語彙

理解語彙とは、

文章を読んでいて、

辞書をひかなくても意味がわかる語彙です。

一方、
使用語彙とは、

自分の頭の中から取り出して、

頭の中に浮かんだ考えを適切に表現できる語彙です。

この2つは基本的に違います。

文章を書くために使用語彙を増やすことが大切です。

文章をたくさん読む人は、

理解語彙は豊富になりますが、

使用語彙は豊富になるとは限りません。

読書量と語彙力の関係は、

必ずしも比例するとは限らないことになります。

❤︎使用語彙を増やすためにできること

❶ジャンルを意識する

 

使用語彙を増やして表現力を高めるには、

ジャンルを意識することが大事です。
自分が書きたいジャンルのものを読むことです。

 


そうすれば、

自ずと使う害が増えていきます。

❷自分が書くことを前提として文章を読む

書くことを頭の中で常にシミュレーションしながら読むことができると、

理解語彙が使用語彙に少しずつ変わっていきます。

表現力を磨いて文章力を高めたいという時には、

積極的に書く場を持つことが必要です。

❤︎書いた文章は1人で推敲せず、より多くの人に読んでもらうことが大切

文章を書く時にいちばんよくないのは、

ひとりよがりの文章になってしまうことです。

文章を書くとき、

うまく書こうと思わず、

まずは自分の書きたいこと、

考えていることを書いてみてください。

慣れてきたら、

一歩進んで、

読み手が読みたいと思うことを書いてみましょう。

”書くこと”はコミュニケーションの一つです。

自分が書きたいと思っていることと、

読み手が読みたいと思っていることは常にせめぎ合いです。

ですから、

文章力を鍛えるには、

読み手の読みたいことに合わせて、

書き手の書きたいことを設計することが大事です。

"小論文が受験で必要だから"と義務として文章を書いても、

いきいきとしたものになりません。

 

❤︎まとめ。書く力を育てる

 

書きたいテーマを見つけ、読んでほしい人を見つけることが

書く力を磨くことにつながります。

まず、自分のことから、徐々に自分から離れたこと

まず、目に見える世界から、徐々に言葉の世界へ

書く内容が広がっていきます。

そして、論理的に組み立てること

読み手の立場を考えて組み立てることができるようになります。

「みんな仲良く、友だちが多い」ことは意味がない

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、友だちについて書きます。

 


❤︎年齢と友だちとの遊び

 


未就学児の場合、

いつもひとりで遊んでいるように見えても、

子ども自身は、

友だちと遊んでいるつもりだということもあるようです。

 


❶2~3歳頃

 


「並行遊び」をします。

 


近いところで遊んでいても、

それぞれ黙々と自分のやりたいことをしていて、会話はあまりない。

 


❷3歳頃から

 


ケンカをした経験などが生きてきて、

「貸して」「貸してあげる」というような

簡単なルールを理解できるようになり、

誰かと一緒に遊ぶ「連合遊び」に移行し始めます。

 


❸4歳頃から

 


相手が自分とは違う気持ちや考えをもっていると理解し始めます。

 


❹5歳頃から

 


相手を思いやりながら「ごっこ遊び」などができるようになります。

 
このように、

年齢や発達段階によって、

子ども自身の「遊ぶ」ことに対する認識は大きく変化していきます。

 


❤︎まず「誰と遊ぶか」より「なにでどうやって遊ぶか」が大切

 


折り紙や積み木、お絵描き、砂場遊びなど、

一人で夢中になっているものに対して

じっくり楽しむことに一生懸命な時期は、

まわりの人にあまり目が向きません。

 


それも子どもにとっては

とても大事な遊びの時間です。

 


つまり、

乳児期から幼児期は、

「誰と遊ぶか?」より、

『なにを使ってどうやって遊ぶか?」

のほうに興味をもつ時期です。

 


ひとりで集中して遊び込むことで、

想像力や集中力、

思考力などが身についていきます。

 


❤︎5歳までは、集中して遊べる環境を

 


「友だちと声をかけ合いながらしっかり遊べるのは5歳くらいからです。

 


それまでは、

「ほら、お友だちと一緒に遊びなさい」と促すよりも、

集中して遊べる環境をつくってあげることが大切です。

 


❤︎好きなことに集中していれば、友だちは寄ってくる

 


好きなことに熱中していると、

それが魅力的であったら

友だちも自然に集まってきます。

 


つまり、

子どもが楽しく遊ぶ→

興味のある子が寄ってくる→

一緒に仲良く遊ぶ→

友だちになる

 


友だちとは

「つくる」ものではなく

「できる」ものです。

 


おもしろい遊びをしている子どもは、

まわりの子どもからも魅力的に映ります。

ひとりでいても、楽しそうならそれでOKです。

 


❤︎ひとりでいてつらいか、つらくないか

 


ひとりがつらい、

寂しいと思うのは、

受動的なひとりぼっちです。

 


自分の意思でひとりになる能動的ひとりぼっちになれば、

寂しくありません。

 


「好きなことに熱中したい」ので、

子ども自身がひとりの時間を選んでいるのなら大丈夫です。

 


❤︎友だちの「多さ」には意味がない

 


また、

友だちがたくさんいることが、

人間的に優れているといえことではありません。

 


インターネットやSNSの影響で、

友だちを増やしやすくなりましたが、

友だちの多さよりも、

ひとりひとりの相手とどれだけいい関係が築けているかのほうが重要です。

 


❤︎「みんなと仲良くしなさい」はNG

 


だから、

「誰とでも仲良く遊ばなければならない」

という考え方は、

子どもにとってプレッシャーになります。

 


親が

みんなと仲良くできない→

まわりの子どもが嫌っている→

だから友だちから離れていく→

ひとりぼっち

とネガティブに考えて、

みんなと仲良くすることを強制することは、

子どもに余計なストレスを与えます。

 


無理してみんなと仲良くしなくてもいいんですね。

 


❤︎まとめ。「みんな仲良く、友だちが多い」ことは意味がない

 


自分が楽しいと思うことに集中していれば、

それに興味がある子どもが自然と集まってきて、

一緒に遊ぶようになります。

友だちは、

「つくる」ものではなく「できる」ものです。

だから、

みんな仲良く、友だちが多いことは、

あまり意味がないということです。

反抗期がない方がいい

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、反抗期がないことについて書きます。

 


❤︎反抗期とは

 


反抗期とは、

精神の発達過程で

周囲の人に対して

反抗的な態度をとるようになる状態を指しています。

 


そして、

精神的な自立のために必要なことと言われています。

 


しかし、

反抗期がない子どももいます。

 


❤︎一般論としての反抗期がない子どもの家庭の共通点

 


反抗期がない子どもの家庭の共通点について一般的に次のように言われます

 


❶強い暴力がある家庭


❷甘やかしすぎてお子さんが自立できていない家庭


❸親と価値観が似ており反抗期自体がない家庭

 


❶強い暴力がある

 


親から家庭内暴力を受けている場合や、

精神的な支配を受けている場合です。

 


特に、家精神的な支配をしているご家庭であると、

両親も気づかず周りも気づかず、

そのまま自立できないお子さんを育ててしまいます。

 


❷甘やかし家庭

 


極度に子どもを甘やかしているご家庭では、

子どもはどんな事でも自分の思ったように行動できるので、

反抗期が訪れるません。

 


子どもは、経済的に自立できず、

自由を謳歌しているように見えて、

実は親御さんに依存しきっています。

 


❸親と価値観が似ている家庭

 


反抗期は親と考え方の違いによって起こる事なので、

たまたま親と考え方が似ていれば、

反抗する必要もありません。

 


❤︎一般論としての反抗期がない子どもの将来

 


❶自ら考える能力が発達しない

 


自分自身について考えるといった普遍的なことができないから、

自ら考える能力が発達しない。

 


❷自立しない

 


自分がどうなりたいのか.を理解せず、

夢も定まりません。

 


このように、

一般的に反抗期がないことは、よくないといわれます。

 


❤︎知っていることはプラスになる

 


知らないことが多いと

やる気を無くします。

 


一方、

知っていることが多くて、

その中に知らないことがあったとしても

それを調べたい気になります。

 


このように、

反抗期に自分の感情を

言葉として表現できれば、

心が和らぎます。

 


❤︎親の包容力がプラスになる

 


たとえ親と価値観が同じでなくても、

子どもの感情表現を

親が愛情を持って聞きてくれれば、

子どもは安心して思い切って感情表現できます。

 


❤︎自立を促す欧米の子育て

 


欧米は子どもを幼い頃から

自分の部屋に一人で寝かせ、

真っ暗な夜に子どもが泣いても

親は助けません。

早期から子どもの自立を促します。

そして、

子どもを一つの人格として尊重し、

反抗期は激しくないと言われます。

 


❤︎依存をさせる日本の子育て

 


日本では、

子どもは長い間、親の横で寝ます。

真っ暗な夜、不安になり泣き出すと、

親があやしてくれ、安心します。

親の愛情をしっかりと感じて育ちます。

よくそれが、自立を妨げると言われます。

 


❤︎本当の自立とは

 


無理矢理自立させない、

だっぷりと親に依存して育つ日本の子どもは、

何かあれば、親が守ってくれる

親が安全基地になっていきます。

 


親に見守られて、

「やってみよう」という気持ちが生まれます。

 


その中で、

子どもが大きくなるにつれて


いろいろなことを体験する中で

人格が形成されてきます。

 


依存から本当の自立が生まれます。

 


❤︎本当は反抗期がない方がいい

 

 

人格形成の中で、

その表現し難い感情を

阻むものに対して

激しい反抗の感情をいだきます。

 


しかし、

親が安全基地であり、

感情表現をする言葉をたくさん持っていて、

その感情表現を穏やかに聞いてもらえるならば、

特別に反抗する必要はありません。

つまり、反抗期は訪れません。

 


そして、

その子どもの将来は、

伸び伸び生きていき、

他に対しても思いやりがある

感情豊かな大人に育つと思います。

 


❤︎反抗期があること

 


だから、

反抗期が激しいことに対して、

親は、謙虚に受け止めないといけません。

 


❤︎まとめ。反抗期がないことはいい

 


夜の暗闇に不安な子どもを

親はしっかりと抱きしめて育てる

その優しい温もり(依存)

感情を表現する言葉の力を知り(言葉)

子どもの感情表現を親が穏やかに聞いてあげる(包容)

すると、反抗期は訪れません。

そんな子どもの未来は、

伸び伸び、優しく、感情豊かになります。

現在進行形の自立!

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


今回は、自立について書きます。

 


❤︎子育ての目標は、親子の自立

 


子どもたちが、

自立し続ける人間に

成長していってほしいと思っています。

❤︎自立した状態とは

自立しているとは、次の4つです。


❶自分の基準を持っている

物事は判断する基準です。

自分軸ともいいます。

自分は
何が好きで、

何が嫌いで、
何を大切にしていて、

何を許せないのか、
などの自分の基準を明確に持っています。

これは、
自分の価値観を自覚しており、

その自分の価値観を大切にしている
ということです。

逆に、
依存しやすい人は、

自分の価値観が揺れ動き、
相手に合わせようとしたり、
世間体を気にしたりします。

また、
世間が認めてくれたら嬉しい
相手が必要としてくれたら幸せ……
他人の基準で自分の幸せや不幸を決めます。

❷自分で自分を満足できる

自分の基準を持っているので、

周りの目や世間体に左右されません。

そのため外からどれだけ色んなことを言われようとも
自分の基準で行動でき、
自分の力で、自分を満足させる行動ができます。

だから、
世間が認めてくれたら嬉しい
相手が必要としてくれたら幸せ……

というように、
他人に満たしてもらう必要がなく、
依存する必要がないわけです。

❸責任感がある

自立した人は自己責任の意識を持っています。

自分の基準に沿って行動しているので、
何が起きても自分の責任として自分の力で乗り越えていくことを覚悟しているます。

それによって、

壁にぶつかる度に自分が成長していきます。

また、

自分の可能性を信じることができて、

自己責任の意識を強めていきます。

❹問題解決能力がある

自立した人は、

自分で問題を解決する力があります。

ここで言う問題解決能力とは

全てが自分でできるという訳ではなく、
できない部分は他から力を借りたり、

教えてもらったりして、
自らが周りに働きかけて、

課題を乗り越えていけるということです。

❤︎自立は孤立ではない

「自立は何でも一人で解決できて、他人に全く頼らない人」のような、
孤立ではありません。


時には他人に頼り、

課題を解決していきます。

❤︎自立できない原因

自立できない原因は3つあります。

❶家庭と学校の教育の影響

自立ができず依存的になる原因の大部分は

大人になるまでの教育にあります。


これは家庭での教育も学校での教育も両方が影響しています。

常識に当てはめようとする
成績の悪い面・マイナス面を補おうとする
世間的に問題ない子を目指す
最低限として周りの子と同じレベルにしようとする……

このような教育は、
「さーしなさい、コレしちゃダメ」……
と指示的になってしまします。

そして、

指示を待つ子どもになっていきます。

更に、
指摘したマイナスが補われれば、

褒められます。

それをすると
子どもは褒めてもらいたいがために、

自分のマイナス面を直せばいいんだと

マイナス面ばかりに目を向ける癖がつき、
自分の悪い面が大きく見え、

自信がない子になっていきます。

❷自分に自信がない

自信がないと、
自分の考えや自分の選択を信じることができないので
他人の指示を求めるようになります。


“やらされている”と感じて行動することになります。

しかし、
自分の意志で行動しないので、
自信はつきません。

それが続くと、
他人の指示で生きていくのが当たり前になり、
自分の心の声(本音)が聞こえなくなっていきます。

❸被害者意識と他力本願

自分の基準がなく周りの目や世間体を基準に行動している人ほど、
失敗したことを
他人のせいにし、

その原因を追求しません。

そもそもの行動基準が自分ではなく、

他人なので、
言い訳をし、

被害者意識に陥ります。

このように、
都合の悪い時は、
他人のせいにすることにより心のバランスを保とうとするので、
失敗から得られるはずの成長の機会を失います。

また、
責任を負いたくないので、

最初から他人に任せようとして、

他力本願になります。

❤︎子どもが自立するためには

自立できない原因を書きましたが、
それは、

日々の生活の積み重ねの中で、

少しずつマイナスに進んでいくものです。
だから、

子どもたちには、

小さな自信を少しずつ育てていってほしいと思います。

❤︎まとめ。現在進行形の自立!

大人から認められ、

勇気を得て、
いろいろなことにチャレンジし、
その成功の体験から自信を育て、
失敗の体験から、

厳しさ・難しさを知り、
失敗を克服した体験から、

自己肯定感を高め、
親の愛情を受けることから、

愛情を与えることを知る……

子どもたちに
昨日より今日、

今日より明日、

というように、
現在進行形で、
自立し続けていってほしいと思います

小さな自信が、謙虚さを育て、大きな自信につながる

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こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

 


本日は、謙虚さについて書きます。

 


❤︎日本人らしさの美徳"謙虚さ"

 


日本人らしさの美徳の一つに、

"謙虚さ"があります。

何か控えめで、

消極的に感じるこの言葉ですね。


❤︎謙虚の意味

"言葉や行動をつつしみ、

相手を敬い素直な態度で接するさま"です。

❤︎謙虚に纏わる名言

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

〜日本の故事成語

「謙虚な人は誰からも好かれる。

それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか」
トルストイ(ロシアの小説家)

「賢明になればなるほど、

人々は腰を低くして、

他人から学ぼうとする」
〜ベーコン(イギリスの哲学者)

「教養ある人間は、

他の人格を尊重し、

したがってつねに寛大で柔和で腰が低いものである」
〜チェホフ(ロシアの劇作家)
.
これらは、"謙虚さ"についての表した先人の言葉です。

❤︎"謙虚さ"の反対は、

謙虚さの反対は、"傲慢さ"です。

傲慢さは、
与えられるものに価値を見出せずに、
自分勝手な考えで、

拒絶し、

受け損なう心で、
独り善がりで、
何でも自分の力だと主張する心です。

❤︎"謙虚"は、"卑下"ではない

また、謙虚と似ていますが、
出来ないことに、
「自分はダメなんだ」と
自分をへりくだる言葉は、
謙虚ではなく、

"卑下"しているだけです。

 

❤︎謙虚になれない人の原因

他者に対して傲慢な行動をする人は、
他人を威圧したり、

足を引っ張ることで、

自分に自信を保ちます。

しかし、

これは本当の自信ではありません。

 


自信がありすぎるどころか、

自分に自信が無いから、

謙虚になれないんですね。

❤︎謙虚になるために

だから、

謙虚になるためには、
自分に自信を持つことです。

自信を持てば、
自分の心を空っぽにするができます。


空っぽの状態になれば、

受け入れるすべてを
偏りのない心で見ることができます。

❤︎謙虚な心を育てるために

❶自分を支える柱を育む

"この事では、わたしは優れていると思う"
そんな柱を持つことが大切です。

この柱が、

子どもに自信を与えて、

"謙虚さ"を受け入れる原点になります。

❷友達のいい点を見つめる習慣

親が、
普段から人の悪口や批判ばかりしていれば、
当然、

子どもにそれを真似します。

だから、

他人のいい点を見つけ、

褒める事を心がけます。

 


すべての人には優れている点があることを教えます。

また、

人の才能やスキルをねたむより、

長所を認めて学ぶようお子さんに話しましょう。

ソーシャルメディアの使用を制限する

ソーシャルメディアは、

他人を攻撃して、

自分の才能や業績をアピールする場として使わることが多いからです。

❹自然の素晴らしさに触れる

空気や水、食物など、

人がどれほど自然に頼って生きているかを考えさせましょう。
自然に対する感謝や畏敬の気持ちを育てます。

❺謝る大切さを教える

間違った行動をとった時、
お子さんに、

どこが悪かったのかを一緒に考え、

間違いを潔く認められるように助けてあげます。

 

❻「ありがとう」を教える

感謝することを子どもに教えます。
口先だけではなく、

心からの感謝を伝えるます。

❼お手伝いを頼む

子どもに家事をさせないと、

「ぼくは王様だ!」

「私はお姫様よ!」

と思わせてしまうかもしれません。

まずは、

家の手伝いをさせましょう。
手伝いをすることで、子どももみんなの役に立ち、感謝されるということを伝えます。

❽人の役に立つのは大事なことだと教る

人の役に立つなら、

立派な大人になれます。


それで、

どんな人に助けが必要なのかを教えます。

そして、

何をしてあげられるかを一緒に考えます。


子どもがだれかのために行動していたら、

サポートしてあげましょう。

❤︎勉強から謙虚さを学ぶ

新しい知識を勉強すると、
すごいなと感動する時があります。

また、一方で、
難しいなと感じる時があります。

そんな時、
何度も読み返して考えます。
必要があれば、遡って読み返します。
そして、できるようになっていきます。
"読んで考える"という学びの基本姿勢は大切だなと感じます。

勉強が進んでいくと、
この知る感動と学びの基本姿勢の大切さを繰り返し実感していきます。
それが、
謙虚な学習姿勢を育むことにつながりると思っています。

 


❤︎まとめ。小さな自信が、謙虚さを育て、大きな自信につながる

 


自信がないと、

自分を卑下してしまったり、

それを隠すために傲慢になったりします。

小さな自信の積み重ねが、

物事をありのままに"謙虚に"受け止める感情を育て、

やがて、大きな自信をつながっていきます。